傷つきやすい、疲れやすい、人づきあいが苦手な「感覚過敏HSP」について

sleeping-dogs2

先週、ある方から
『子どもと二人っきりで疲れませんか?』
『誰かとしゃべりたくなりませんか?』
と聞かれたのですが

わたしは数カ月、
家で寡黙な生活を送っても平気で、
のんきに暮らしています。

これは子育て中だからではなく
幼い頃からそうでした。

 

避けては通れない話題
感覚過敏 HSP

すでにいろんな方にお話ししていますが
わたしは会社勤めやアルバイトが続きません。

厳密に言うと、3カ月以上続かない。

3カ月経つと辞めたくなります。

何かトラブルがあるわけではなく
なんとなく・・

忍耐力がない、と言われればそれまでですが
生命の危険を感じるから辞めます。

 

このことを話すと
『学校の先生をやっていませんでしたっけ?』と
言われます。

はい、おっしゃる通り
高校教師をやっていました。

教師といっても非常勤で
部活や担任は受け持っておらず、
3カ月に1度かならず長期休暇(夏休みなど)が
あったので続きました。

また、仕事内容もカリキュラムはあるけれど
ある程度自由を任されていたこともあり、
性に合っていたと思います。
(後に、やりたいことと違ったので辞めました)

 

ただ、これが決定打で
学校や会社などわたしが集団の中で過ごすのは
3カ月が限界なんだと理解しました。

知覚過敏ならぬ「感覚過敏」です。

良く言えば「感受性が豊か」や
「共感力が高い」ですが

わたしは自分でも無意識のうちに
いろんなことを感じ取ってしまい、
キャパオーバーで一旦すべてを止めて
休息しなければならない状態になります。

目、耳、頭、全てを一度
シャットダウンするかのように寝る日が続き

寝ている間に要らない情報を手放し
自分軸を取り戻していました。

HSPの過程

 

 

ただ無邪気に
子どもでいたいだけなのに

一番つらかったのは小学生になってすぐの頃

周りの人の潜在的な「本当の本音」が
伝わってきて
知りたくないことまで知っちゃうし
(当たってるかどうかは知らないけど)

目には見えない飛び交うエネルギーが
しんどくて、教室にいるだけで疲れる・・

 

家族はそんなわたしに気づいていたのか、
わたしが家で何時間もぼーっとしていても
ものすご~くマイペースでも
何も言わずほっといてくれました。

ありがたやー、ありがたやー、です。

さらに、「学校でイヤなことがあって
困らないように」と
学校でもない、家でもない
第三の場所をたくさんつくってくれました。

それは主に、叔母の職場や趣味の場所で
土日や長期休暇になると
わたしを大人の輪の中に入れてくれました。

これが、まあ~天国♥

無邪気に子どもでいられるから
楽ちん!楽ちん!

わがまま言いたい放題
やりたい放題
生意気炸裂

特に男の人には厳しかったようで
『まいちゃんに怒られた~』と
的確なことを指摘されたことに
悲しんでるんだか喜んでるんだか
分からない大人が続出で(笑)

叔母としても一人でわたしの相手をするより
たくさんの人に相手してもらったほうが
ラクだったでしょう。

自分も仕事や趣味を楽しみながら
子どもの面倒もみる。

いい子育てだと思います。

 

人は好きなんですけどねー
人づきあいは苦手。

幼い頃は対処法が分からず困りましたが、
小学生の頃から自然と
自己流の感情メンテナンス方法を編み出して
自分に施していたし

感度のON/OFFや強弱を
コントロールできるようになったし

「鈍感力」や「スル―する力」も
手に入れることができたし

感覚過敏の自分と折り合いをつけながら
今は人づきあいを楽しんでいます。

 

 

感覚過敏 HSPとは

一般的な人が
「1を見て1を感じ取る」のであれば

感覚過敏の人は
「1を見て10を感じ取る」イメージ。

この感覚過敏を
HSP(Highly Sensitive Person) と言い

とても敏感で神経質や内向的と
言われる人たちが持つ「気質」で

子どもだと HSC(Highly Sensitive Child)
言います。

 

そして、HSPは濃淡のグラデーションがあり
HSPの傾向が強い人もいれば弱い人もいます。

また、HSPは病気ではありませんし
『HSPだから私はダメなんだ』と
落ち込む必要もなく

わたしはあくまで
自分を理解するための取扱説明書だと
思っています。

自分で自分の気質が分かれば対処できるし、
「ここまでは大丈夫だけど、これ以上はダメ」
という境界線ができるので、とても気がラクです。

 

 

自分がわかれば活かせる

わたしはHSP傾向の強い自分を活かして
起業という道を自然と選んでいたし、
心のセラピストという仕事ができています。

さらに、20代前半、起業したての時は
週5~6日で働いていたけれど、
自分には合わないことが判明

20代後半から、「毎日人と会わない」
多くて週3日の働き方に少しづつ
変えていきました。

当時は結婚するとか子どもを授かるとか
未来のことは分からなかったし、
また、独身の一人暮らしだったので
経済的なことが一番ネックでして・・

だけど、
気持ちとお金のバランスを取りながら、
心のストッパーを外しながら、
経済的な悩みから自分を解放してきました。

そして、結婚して子どもがいる今、
わたしに心の余裕があるから
家族がよろこんでくれており、

勇気をもって、働き方を変更して
よかったと思います。

 

そんなわたしのもとに来てくださる
お客様の中にはHSP傾向のある方がいて、
避けて通れない話題だと思い
今回書きました。

HSPの特徴として

  • 人混みが苦手
  • 音や匂いなどの刺激に敏感
  • 人が考えていることや感情に敏感
  • 大きな音、大きな声が苦手
  • 一度に複数のことができない
  • 些細なことに敏感
  • 傷つきやすい、ダメージが大きい
  • 疲れやすいので一人で過ごす時間を好む

などがあります。

ご興味ある方はこちらの外部のサイトで
診断してみてください。
https://hsptest.jp/

 

そして、困ったときの対処法や
「鈍感力」「スルーする力」を身につける
お手伝いができますので、
お気軽にお問い合わせくださいね。

お問い合わせページ

お読みいただきありがとうございます!